喪服・礼服を急ぎでレンタルできるおすすめ3選！最短翌日の朝に到着

結婚式やお通夜、お葬式などに参列する際は、喪服や礼服を着用するのが基本的なマナーです。ただ、「急な連絡で喪服の準備が間に合わない…」「今は礼服を購入する余裕がない…」といった状況になることも、決して珍しくありません。そんなときに便利なのが、喪服や礼服のレンタルサービスです。

レンタルであれば、購入するよりも準備の手間が少なく、費用も手頃に抑えられます。この記事を読めば、喪服・礼服の基礎知識からおすすめの選び方、レンタル業者の探し方のコツまで知ることができます。迅速かつお手頃価格で提供しているおすすめレンタル業者も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

礼服・喪服レンタルの選び方

まずは、どのようなポイントに注目してレンタル業者を選ぶのか解説していきます。

即日発送に対応しているか

結婚式と違い、お通夜やお葬式の連絡は突然入ることが多く、「今すぐ喪服が必要」という状況になりがちです。特に普段はビジネススーツしか持っていない方は、急いで準備しなければならないケースも少なくありません。そのため、レンタルの依頼をしてからできるだけ早く届く業者を選ぶことが大切です。

本州であれば比較的スムーズに届けてもらえることが多いですが、北海道や沖縄などの地域では到着までに時間がかかる場合もあります。そのような場合は、即日発送に対応しているレンタル業者を選ぶと良いでしょう。もし不安な方は、事前に問い合わせて「〇日頃に届きますか？」と確認しておくと安心です。

レンタル期間を確認する

多くのレンタル業者では、お通夜と告別式の利用を想定して3泊4日を基本のレンタル期間として設定しています。しかし、遠方での参列になる場合、移動日も考えると3泊4日では足りないと感じることもあるでしょう。そのため、前日入りも想定して、5泊6日以上のプランが用意されている業者を選ぶと安心です。

もちろん、3泊4日プランでもレンタル期間の延長は可能ですが、その分追加料金が発生します。延長料金は通常よりも割高に設定されていることが多いため、「3泊4日プラン＋2泊分追加」よりも、最初から「5泊6日プラン」を選んだほうが費用が安く済むでしょう。

小物も一式まとめてレンタルできるか

冠婚葬祭に参列する際は、喪服・礼服だけでなく、靴やカバンなどの小物類も適切にそろえる必要があります。とくにお葬式の場合は、遺族や参列者に失礼のないよう、マナーに配慮した小物選びが欠かせません。

そのため、必要な小物がすべてセットになっているレンタル業者を選ぶのがおすすめです。カバンや靴だけでなく、ネクタイやネクタイピン、数珠など組み合わせはサービスによって異なります。中には、返却不要のストッキングが付いているサービスもあります。

ただし、すべての小物が含まれているとは限りません。例えば、足袋や肌着、タオル類などはセットになっていないことも多いです。「届いてから足りないものに気づいた」とならないように、事前にセット内容は確認しておきましょう。

返却の手軽さ・保障プランの有無

冠婚葬祭は、スケジュールがタイトになりやすいです。そのため、着用し終わった喪服・礼服の返却方法は手軽なものを選びましょう。一番のおすすめは、商品と一緒に着払い用の伝票が届くサービスで、伝票を貼ってコンビニなどに持ち込むだけで返却できます。返送料も業者側が負担してくれるため、手間も費用も抑えられます。

もうひとつ重視したいのが、保障プランの有無です。どれだけ気をつけていても、移動中や着用中にシミや汚れが付いてしまう可能性はあります。そんなとき、保証プランに加入していれば修繕費の心配をせずに済みます。喪服・礼服はもともと高価なものだからこそ、万が一に備えて保証プランが用意されている業者を選ぶと安心です。

喪服・礼服のレンタル料金目安

喪服・礼服をレンタルした場合、全体の相場は10,000～30,000円前後です。小物類をセットにすると、通常のレンタル料金に＋3,000～5,000円といった感じですね(セット内容による)。簡単にですが、男性用・女性用・子ども用で相場をまとめてみました。

男性の場合

男性の場合、和装と洋装でレンタル料金が異なります。和装の場合、相場は20,000～30,000円となっており、洋装と比較して2倍以上高いです。和装を選択すると、羽織や長着だけでなく足袋や下駄なども用意する必要があります。そのため、セットレンタルの相場も高めです。

その一方で、洋装のレンタル相場は5,000～10,000円ほどとなっています。正喪服としてモーニングコートを選択しても、10,000円前後でレンタルできるケースも多いです。セットレンタルもできますが、ネクタイやベルトなどの小物を自分で用意できれば、費用をグンと抑えることができるでしょう。

女性の場合

女性の場合も、和装だとレンタル相場が12,000～25,000円と高めになっています。正喪服であれば25,000円前後、準喪服・略喪服であれば10,000円前後と覚えておきましょう。注意点としては、レンタルの場合は着付けを自分でやる必要があります。もし難しいと感じたら、最初から洋装を選ぶようにしましょう。

洋装の場合、レンタル相場は5,000～10,000円です。男性と同様に洋装の方が安くレンタルできる上に、デザインも豊富なのが特徴です。ワンピース・アンサンブル・スーツなどがあり、靴やストッキング、アクセサリーといった小物類とのセットレンタルもあります。

子ども用の場合

子ども用の場合、レンタル相場は4,000～6,000円前後です。大人用と比較して半額以下となっており、気軽にレンタルしやすいのが特徴です。ただし、レンタル業者の中には極端に高かったり、逆に安すぎるケースもあります。安すぎると品質に不安が残りますので、相場内で考えるのがベストと言えるでしょう。

喪服・礼服のレンタルサービスおすすめ3選

喪服・礼服のおすすめレンタルサービスを、いくつかの項目で比較してみました。取り扱い内容や対応エリアはどのサービスも似ていますが、レンタル料金や配送料、送料無料になる条件などには違いがあります。料金の安さだけでなく、サービス内容にも目を向けて選ぶことが大切です。

「一番安いからここが正解」というわけではなく、それぞれのサービスに強みや特徴があるため、自分の目的に合ったものを見つけることが大切です。ここからは、比較した3つのサービスを1つずつ詳しく見ていきましょう。

Cariru

Cariru BLACK FORMALは、高い信頼と実績を誇るブラックフォーマル専門のレンタルサービスです。日本全国に対応しており、16時までに注文すれば即日発送にも対応しています。さらに、自身でバイク便を手配した場合、即日お届けが可能になるケースもあるなど、スピード面での評価も高いです。

Cariru BLACK FORMAL最大の強みは、取り扱いカテゴリーの豊富さです。お通夜や告別式はもちろん、三回忌以降の法事まで、シーンに合わせてデザインを選べるのが特徴です。バッグ・靴・アクセサリーといった小物類も品質が高く、すべて深みのある黒で統一されているため、マナーに沿ったものを着用できるでしょう。

品質管理へのこだわりも非常に強く、商品はすべて専門のクリーニング業者で丁寧にクリーニングされた状態で届けられます。小物類も検品スタッフが一つひとつ念入りに状態を確認していますので、到着後に「汚れていて使えなかった…」といった心配もほとんどありません。

レンタル料金はデザインやセット内容によって異なりますが、男性であれば5,980～12,900円、女性であれば7,980～14,900円なので相場内に収まっています。配送料はエリアや会員ランクによって変動しますが、5,000円以上のレンタルで無料になるため、喪服一式をレンタルする場合は実質送料無料と考えてよいでしょう。

さらに、Cariru BLACK FORMALでは「あんしんプラン」も用意されています。万が一、破損や汚損が発生した場合でも、修繕費用などの負担が免除される安心のサービスです。保証料はレンタル料金の10%相当で、例えば5,980円のスーツなら598円となります。この金額で修繕費用が免除されると考えれば、加入しておいて損はないでしょう。

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LULUTI

LULUTIでは、メンズ・レディース・キッズの喪服を提供していますが、特にレディース用のラインナップが充実しています。レディース用であれば複数のデザインから選ぶことができますが、メンズやキッズだと選択肢がやや少なめとなっています。逆に言えば、選択肢が少ない分、迷わずスムーズに選べるというメリットでもあります。

レンタル料金は男女ともに6,600円とシンプルで分かりやすく、価格面で比較する手間がほとんどかからないのも嬉しいポイント。ただし、送料は8,800円以上のレンタルでないと無料になりません。1着のみの場合は送料無料になりませんので、配送料と合わせて8,800円の請求になる点は事前に把握しておきましょう。

基本のレンタル期間は3泊4日ですが、最大10日間まで延長することも可能です。延長料金は少し特殊で、1日目～5日目までは商品合計金額の20%、6日目以降は商品合計金額の10%です。たとえば6,600円の商品であれば、1日目～5日目は1,320円、6日目以降は660円が延長料金として発生します。

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レンタル110番

レンタル110番は、株式会社ラグラックス信和が運営するレンタルサービスです。日本全国に対応しており、往復送料は無料(※北海道・沖縄除く)となっています。お急ぎの場合でも、16時までに注文すれば即日発送にも対応しているため安心です。日程に余裕がある場合は、利用日の2日前までに商品が届くよう手配されます。

レンタル110番最大の特徴は、圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。男性用の価格帯が4,800～11,800円、女性用の価格帯が4,800～6,800円と、全体的にリーズナブルな価格帯となっています。さらに往復送料も無料なため、できるだけ費用を抑えて喪服をレンタルしたい方にぴったりのサービスといえるでしょう。

レンタル期間は基本的に3泊4日ですが、延長にも対応しています。1着につき1日1,000円で延長できるため、「トラブルであと1日延びてしまった」というケースでも安心です。また、返却手続きの締切が最終日17時までと余裕がある点も嬉しいポイントです。

喪服が届いた際に、ゆうパックの着払い伝票が同梱されています。着用後は喪服を段ボールなどに詰め、着払い用の伝票を貼ってコンビニや郵便局に持ち込むだけで返却できます。返却方法もシンプルですし、返却料が一切いらないのも安心して使える要素ですね。

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喪服・礼服の種類と選び方

喪服・礼服には、着用シーンに合わせて3種類の中から適切なものを選ぶ必要があります。それぞれ、以下のような特徴があります。

・正喪服
喪主と三親等までの親族であれば、正喪服を着用することになります。お通夜・お葬式・三回忌までの法事で着用することが多いですが、最近では喪主側でも準喪服を着用するケースが増えています。もし和装を着用したい場合は、購入よりもレンタルの方がおすすめです。

・準喪服
基本的には、喪主と三親等までの親族以降の方が着用する喪服のことを指します。つまり、一般的な喪服は準喪服だと思っておけば問題ありません。お通夜・お葬式・法事など、あらゆる弔事で着用できるなど利便性の高さが特徴です。そのため、前述した通り喪主側も着用することが増えています。

正喪服とは異なり、羽織袴や着物といった和装は準喪服には含まれていません。バッグやネクタイ、ストッキングなど身に着けるものは、黒色で統一するようにしましょう。女性の場合は、できるだけ肌の露出を抑えるのもポイントです。

・略喪服
略喪服とは、遺族や喪主から「平服でお越しください」と言われた際に着用する喪服です。お通夜の場合、以前は略喪服で参列する方がマナーだとされてきましたが、最近では逆に略喪服で参列する方の方が少なくなっています。あくまで、「遺族や喪主から言われた際に着用する」と覚えておきましょう。

基本的には色味が地味なスーツやワンピースが当てはまるのですが、リクルートスーツや学生の制服も略喪服に当てはまります。そのため、「平服でお越しください」と言われた場合に限っては、子ども用の喪服を用意しなくても良い可能性があります。

男性の喪服

男性の場合、洋装であればモーニングコートが最も格式の高い正喪服にあたります。お通夜や告別式では、モーニングコートを選んでおけば基本的にマナー面で問題になることはありません。ただし、三回忌以降の法事では、必ずしもモーニングコートを着用する必要はなくなります。

三回忌以降の法事では、黒のジャケットにベスト、縞のコール生地のスラックスといった装いが一般的です。最近では正喪服よりも準喪服を選ぶ方が増えているため、参列する際は光沢やツヤのない、落ち着いた黒のスーツで統一するのが無難でしょう。

また、「平服でお越しください」と案内された場合は、地味なダークスーツを着用すれば指摘されることもないでしょう。ただし、略喪服の場合でも小物の色を適当に選んでしまうのは避けたいところです。弔事の場であることを意識し、ネクタイや靴なども含めてマナーに配慮した色選びを心がけましょう。

女性の喪服

女性の正喪服は、黒のフォーマルドレスが基本となります。喪主や三親等までのご親族であれば、こちらを着用しておけばマナー面でも安心です。三回忌までの法事でも着用できるため、同じものを繰り返し利用することも可能です。和装を選ぶ場合は、黒無地の着物や染め抜きの五つ紋の着物を選ぶのがおすすめです。

喪主や三親等以外の方は、準喪服であるブラックフォーマルスーツを選択しましょう。ブラックフォーマルスーツは、ジャケットとワンピースがセットになったアンサンブルタイプが一般的です。靴やストッキングといった小物類も、黒で統一するのが基本となります。

なお、まれに妊娠中に喪服が必要になるケースもありますが、妊娠中は通常時と体型が大きく変わるため、手持ちの喪服が合わないことも少なくありません。そのような場合は、体調や体型に合わせてサイズを選べるレンタルを利用するのがおすすめです。

子供の喪服

お子様がお通夜などに参列する場合も、場にふさわしい服装を心がける必要があります。学生服で参列するケースもありますが、できればお子様用の喪服を用意してあげると安心です。ただし、成長期のお子様はサイズアウトが早く、購入してもすぐにサイズが合わなくなる可能性があるため、レンタルの利用がおすすめです。

男の子であれば、黒のスーツを選んでおけば間違いありません。女の子の場合は種類が豊富ですが、黒のアンサンブルやワンピースなどがあります。女の子は選べるデザインの種類も多く、黒のアンサンブルやワンピースなどがあります。レンタルできるものであれば十分対応できますので、体型や身長に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

喪服・礼服をレンタルするときの注意点

喪服や礼服をレンタルする際には、事前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。これらを見落としてしまうと、せっかくレンタルしたのに当日着用できないといったトラブルにつながる可能性もありますので、しっかりチェックしておきましょう。

スケジュールを把握しておく

まずは、レンタルした喪服・礼服がいつ届くのか、そしていつ返却するのかのスケジュールを確認しておきましょう。お通夜や告別式を考えると、3泊4日を想定して考えるのがおすすめです。もし遠方への移動がある場合は、それ以上のスケジュールで考えておく必要があります。

あくまで目安となっていますが、こういったスケジュールで考えておくと余裕があります。ただ、交通事情や天候によって若干左右されるため、不安な方は必要だと分かった時点ですぐにレンタルをお願いしておきましょう。

サイズ選びに注意する

普段の服選びでは「A・M・L・LL・XL」などのサイズ表記を参考にしている方が多いと思いますが、礼服の場合はこのような表記が使われないことがほとんどです。さらに、サイズの表し方は男性用と女性用で異なる場合もあり、表記方法は業者ごとに違いがある点にも注意が必要です。

表記の一例

男性：Y→A→AB→BB→Eの順で体型が大きくなる
女性：7号→9号→11号→13号→15号の順で体型が大きくなる

女性の場合は、7号がSサイズ、9号がMサイズといったイメージで良いですが、男性用サイズはY体やA体の中でもさらに細かく分類されているため、事前に自分の身長や胸囲、ウエストなどを測っておくことが大切です。

男性のサイズ目安(170cm・175cmを想定)

女性のサイズ目安

返却方法と保障内容を確認する

無駄な出費を防ぐためにも、返却期限と返却方法は必ず事前に確認しておきましょう。基本的に、返却が遅れると延長料金が発生してしまいます。やむを得ない事情で遅れるのは仕方ありませんが、うっかり返却を忘れて余計な料金がかかってしまうのは、非常にもったいないトラブルといえます。

あわせて、汚れやシミができてしまった際に利用できる保障サービスの内容も確認しておきましょう。どこまで補償してくれるのか、保障サービスの利用料はいくらなのか、補償外だった場合にはいくら請求されるのかなどを知っておけば、いざその場面に出くわしたとしても冷静に対応できます。

喪服はレンタルか購入、どっちがいいの？

結論から言うと、利用頻度が少ないならレンタルの方がおすすめです。

喪服のレンタルサービスはインターネット経由であるため、現物を直接確認できない点や、サイズを自分で測らなければならない点がデメリットといえます。特に礼服は、型崩れを防ぐために伸縮性のない素材が使われていることが多く、数センチの違いでも着心地に影響が出やすいため、サイズ選びには注意が必要です。

それでも、レンタルにはそれ以上の魅力があります。最大のメリットとしては、やはり初期費用を大幅に抑えられるという点でしょう。購入すると高額になりがちな喪服も、数千円から手軽に利用でき、靴やバッグなど弔事に必要なアイテムを一式まとめて揃えられます。着用後の保管や手入れも不要で、体型の変化にも柔軟に対応できるため、利用頻度が少ない方ほどレンタルがおすすめです。

即日発送に対応しているレンタル業者も多く、申込みのタイミングによっては最短で翌日には自宅へ届きます。急ぎで喪服が必要な場合でも、レンタルなら安心して準備ができる点も魅力と言えます。